ODAプレスツアー

平成30年4月7日
秋田隊員への取材風景
榊山隊員への取材風景
視覚障害ビジョンセンターでの取材風景
「現地メディア向けプレスツアーを行いました」

 2月22日、現地メディア向けプレスツアーを実施し、新聞・テレビ5社11名のジャーナリストとカメラマンが参加しました。このプレスツアーは,日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに,ジャマイカの政府関係者,知識層およびジャマイカ国民への情報発信を強化するためのものです。
 
 プレス一行は、キングストン市にて、JICAボランティアでジェンダー局、国家公共事業庁にそれぞれ派遣されている秋田美央氏及び榊山勉氏の活動現場、平成25年草の根・人間の安全保障無償資金協力「視覚障害リソースセンター建設計画」を視察しました。
 
 秋田氏は、ジャマイカ高校で行われたジェンダー局主催のセミナーにて、「男らしさ」の健全さ及び有害さにつき説明し、セクハラ等の問題は女性だけではなく男性にも起こることを指摘しました。また、榊山氏は、キングストン市湾岸サイトにて、道路が浸食している現状をジャーナリストに紹介し、改善策として地上げするとともに排水溝を設置する必要があると提言しました。最後に、草の根・人間の安全保障無償資金協力で完成した視覚障害リソースセンターを訪問し、目に問題を抱える人々に対して低額の料金で利用できるサービスを提供できるようになったとの説明があり、日本の支援が役立っていることがジャーナリストに伝えられました。

 プレスツアー後、各紙・テレビでは次々と我が国開発協力の取り組みが報道され、日曜版の紙面では「男らしい行動に対する教訓」等と銘打たれ、2面に亘って我が国開発協力事業が大々的に取り上げられました。多くの国民が目にする新聞各紙で日本の開発協力事業が取り上げられることで、ジャマイカ国民の我が国開発協力事業への理解もより一層深まったのではないかと考えています。    

関連リンク(外部サイト)

・プレスツアー後にリリースされたGleaner紙の記事(英語)
 “Loan from Japanese government, NHF helps JSB Vision Centre
 (邦訳:日本政府の借款、国家保健基金は視覚障害ビジョンセンターを支援する)
 “They are second to none - Loss of vision does not mean lack of abilities
 (邦訳:彼らは誰かの二番目ではない-視力の喪失は能力不足を意味しない)
 “Lessons in masculine behaviour
 (邦訳:男らしい行動に関する教訓)

・Observer紙の記事(英語)
 “Engineer suggests raising coastal roads
 (邦訳:エンジニアは海岸道路の地上げを提案する)